単なるハウスを超えた多目的な「モデル」- ANDO KENCHIKU
かほく市:大崎モデル
家づくりは、環境づくりでもある。地域社会や景観との新しい関係を育み、「建てる→暮らす→壊す」というプロセスすべてが地球に影響を与える。住む人の幸せな未来はもちろん、地域や地球の未来も考えるという、ともすると大げさに映るようなスタンスが、同社の根底にはある。
そのことを分かりやすく伝える事例として、従来のモデルハウスの概念を超えた「大崎モデル」をご紹介しよう。広い敷地内には、キャンプ場や畑、鶏舎。かまどや水場があり、収穫した野菜や卵を使って調理も可能。宿泊する場合は、モデルハウスが開放される。地域のコミュニティや教育の場としての役割も担う。そんな完成イメージのユニークな計画が、同モデルを中心に進められているのだ。「不便でも豊かな暮らしがあることを、もう一度見直したいと思っています。電気や水道に頼りすぎるだけじゃなく、土に触れ、火を焚き、井戸の水を沸かす。
そんな環境で仲間とともに、地球のありがたさを実感できたらいいですね」とは、安藤代表のコメント。ハードだけではなく、ライフスタイルや人としての生き方の提案でもある。

玄関土間の先に鎮座するアイランドキッチンの存在感。 建物はコンパクトでも、設備や仕上げは上質。



安藤建築事務所
会社名 | 安藤建築事務所 |
住所 | 〒920-0348 石川県金沢市松村7丁目238番 |
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